泉沢みき
029 「ラグナビーチ」創作寿司店オーナーシェフの泉沢みきさん:醤油を離れたから 、星の数だけ料理が生まれる。(オフ談義)
和食って醤油が基本。
でも、そんな常識の枠を超えて
大自然のインスピレーションを「食」と言う形で表現する泉沢みきさん。
どうしても絵を綺麗に表現したかったから、お店おお皿は全部白いものを使用していると言う。
そして、醤油を使わずに、色鮮やかなソースを作りたい、
そのために、白いものが欲しいな欲しいなと思ってたら、塩麹が出てきた。
ビーツとかチリとか、クミンとか。色の出る素材を、水に浮かしたり。
そうやって色々実験していくことが、楽しくて楽しくて仕方がないそう。
みきさんが、体育大学に行っててよかった。
だって、日本で料理学校を卒業してたら、
きっと醤油を離れて、ここまで新しい料理を創造していなかったんじゃないかなと、ふと思った。
体育大学を出て、沖縄で彫刻家のもと、作り物をしたり、色を調合したり。
ふとしたアメリカ旅が、食への道へと繋がり、
世界のノブ・マツシタの店で働くことになり、そこであった強烈なイジメ。
そのおかげで、自分のお店を持つことになった。
そう全てが、繋がっている。
自分は、コンピューターみたいなもので、
データをたくさん頭の中に蓄えていて、
あれこれ組み合わせてどんどん創作されていくと言う。
無数にある星の数があり、
宇宙の数だけみきさんの食材がある。
醤油を離れたから、茶色の世界から離脱したから、それだけの数の料理が生まれる。
自分で実験を重ねて行くうちに、思いもよらない出会いがある。
だから塩麹との出会いも感謝、とみきさんは言う。
まるで調号師のよう。
インタビューの後に頂いたみきさんからメッセージ。
私も含めてみんな、自然を大切にしようと言いますが、なぜ自然は大切なのでしょう?
それは、地球は私たちの母体だからです。
18年前に出会ったある絵本に、
「地球が生き物なのであるということ」が書いてありました。
地球の地表は人間の皮膚、樹木は毛、川や泉はリンパ液、マントルは血液、核は心臓です。
本当ですね、地球は生きているのです。
それでは、その中で私たち人間の立場は?と言えば、、。
地球から言えば、えっ?もしかしたらノミ?
いやそれはかわいそうだからある種の菌の集まりかもしれません。
良いものも、悪いものもありますね。
地球と言うこの星には、無限と思えるほどの種類の「生」が存在するわけで、
その中で人間だけが、地球を自分のものと思っていることが馬鹿らしいく、
恥ずかしく思いました。
場所の取り合いから戦争、私たちよりもっと長く地球と一緒に生きている木の伐採など。
木は話せないけど、こんな人間をどう思ってるのでしょう。
電気はありがたいけど、石油が枯渇するまで、地球の体液を吸ってしまっていいのでしょうか?
地球は話ないけど、こんなノミや菌達(人間)をどう思っているのでしょう。
私は、そんなことを考えてるうちに、少しでもいいから、
自分の出来る事だけでもいいから、
この母体を大切にしようと言うことを伝えたいと思うようになりました。
私の職業はシェフですから、その仕事を使っていかにそのことを伝えるか、
私の本当の大切な仕事だと思っています。
そして、新しい、美味しいものを世の中に生み出して、
皆さんを幸せな気分にする事によって、
いいエネルギーを生み出すことが出来ればと思います。
何せ「食」は人のベースですから……。
(続きは、インタビューをお聞きください)
242 Cafe Fusion Sushi
add: 242 N. Coast Hwy. Laguna Beach, CA
tel: 949-494-2444
日〜木 4:30pm-10:00pm
金・土 4:30pm-10:30pm
月曜定休日
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